2011/4/20
Jリーガーの責務
ピッチに立てる幸せを噛みしめながら
――今回は、間近に迫ったJリーグ再開に向けてと、日本代表についてうかがいたいと思います。まずはJ再開を控えて、率直ないまの心境は?
「ああいう状況の中で一時中断して、まだ仙台は合宿をやりながらで、しかも、スタジアムが使えるかどうか分からないような中で始まるので、微妙な心境ではありますが、長い間が空いて、ようやく始まるなという感じです」
――どんなプレーを見せたいと考えていますか?
「一番は、サッカーをまた観に行きたいと思ってくださるように、全力でプレーするだけですね」
――サッカーが当たり前にできることのありがたみを感じられることもあったのではないでしょうか。
「あらためてですけど、そういうことは感じました。僕たちはほとんど地震の影響がなく、試合もやっていました。ピッチに立てる幸せは感じなきゃいけないと思いましたし、それはこれから先もそうです。被災地が復興に向かう間、常にそういう思いを持ってプレーしなければいけない」
――リーグ戦は開幕戦のみ消化しましたが、あらためて開幕の大阪ダービーを振り返ってください。
「まだまだ“ガンバらしさ”は出せていなかったと思いますが、開幕戦で勝ち点3を取れたことは良かった。チームとしては内容のことを振り返りますけど、周りは結果しか見ないでしょう。最後にタイトルを獲れるかどうかだと思うので、そういう意味では結果を出せたのは良かった。試合の間隔は空きますが、まずは良いスタートを切れたなと思っています」
――再開初戦の相手は広島です。独特なスタイルを持ったチームだと思いますが、遠藤選手はどのような印象を抱いていますか?
「長年同じ監督(ペトロヴィッチ監督、06年途中に就任)で、大体同じ選手でやっていて、僕たちと似ているところはあるかな、と。常にパスサッカーで、観ている方にとっても楽しいサッカーをしていますよね」
――そういうチームとの対戦は、対戦相手としても楽しいものですか?
「それはあんまり考えないですけどね。観ている方は楽しいと思いますけど。でも、相手ながら『良いサッカーをしてるな』とは思いますよ。それを真似したいなとは思わないですけど」
――広島にはアジア杯でのチームメートだった森脇選手がいます。彼についてはどんな印象をお持ちですか?
「出場機会はなかったですけど、積極的に声を出したりしてチームを盛り上げてくれました。非常にありがたい存在でしたし、プレーの面でもどんどん成長している。今年は代表選手の一員として見られるでしょうし、より良い選手になっていくんじゃないかなと思います」
――森脇選手を見ていると、08年にG大阪に所属したミネイロ選手を思い出しました。
「そうですね。(森脇は)表彰式のときにはきっちりと真ん中にいましたしね(笑)。ああいうことができるのが彼自身の良いところですし、チームとしてもそれができる環境があるのは良かったと思います。同世代の選手も多かったので、彼自身も入りやすかったでしょう。急きょ招集されて大変だったと思いますけど、プレー以外のところでもすごくチームのためにやってくれたと思います」