2011/4/21
DF17 永田充
新ディフェンスリーダーが語るレッズ再興の秘訣
――10日に行われた山形との練習試合で、赤いユニフォームを着て、埼スタのピッチに立ちました。いかがでしたか?
「雰囲気があるスタジアムだなと思いました。そして、もっと大勢の観客の中でプレーしてみたいという気持ちがすごく強くなりました」
――あの日は16,200人のサポーターが来ていましたけど、最高で6万人ほど入ります。すごいですよ、あの雰囲気は。
「あの日もすごく良い雰囲気でしたし、ホームでの試合がすごく楽しみです。ただ、芝が練習場とは全然違うので、その点は苦労しました」
――浦和に移籍してきた選手はみんな苦労するようです。
「でも、慣れるしかないです」
――まずは浦和でプレーすることを決断した理由を聞かせてください。
「優勝を狙えるチームで、なおかつライバルというか、競える選手がいることが条件でした。代表クラスの選手がたくさんいるようなチームで、競い合いながらポジション争いをしたいという気持ちがあったんです。確かにレッズは去年の順位は10位でしたが、レベルの高い選手が集まるクラブですし、その中で競い合いながら一緒にプレーすることは自分にとってプラスだと思いました。あと、マルシオ(・リシャルデス)とエジミウソンの二人がいる。二人とは長く一緒にやっているし、レッズで一緒にやってみたいという気持ちが強くなって…。
初めは移籍なんて考えていなかったんです。新潟はすごくお世話になっているクラブだし、すごく好きなチームでしたから。でも、選手としてもっと頑張らないといけないなという気持ちも生まれていました。新潟には5年間いたのですが、常に試合に出られるだろうという気持ち、試合に出て当たり前という環境になっていた。もちろん試合に出ることは大事ですが、常に挑戦していたい。新潟より激しく、高いレベルの選手が集まるチームでプレーしたいと思って、移籍を決めました」
――浦和で久々にエジミウソン選手とプレーしてみて、印象はいかがですか?
「新潟にいるときは一人でドリブルで持っていくタイプでしたけど、いまは周りの選手を使いますね。大事な局面ではゴール前に顔を出してくるけど、プレースタイルは変わりましたね」
――リシャルデス選手は中央でのプレーを模索しているところでしょうか。
「マルシオは、新潟時代は右サイドでかなりのパフォーマンスを発揮していたし、右側にいるイメージがすごくある。でも、彼は彼なりにトップ下で何をやるべきか考えながらできる選手ですし、これから良いパフォーマンスを見せてくれると思います。なので、あまり心配はしていません」
――ペトロヴィッチ監督の印象はいかがですか?
「声も大きいし、リアクションも声を張って、ハッキリしています。個人的には、これまで監督から怒られたことは少なかったんですけど、いまはすごく言われています」
――10日の山形戦後、ペトロヴィッチ監督は「永田は新潟とは違う守備のやり方を意識してやってくれている」と話していました。
「新潟の守り方のほうが、慣れているので楽な面もあります。でも、ペトロヴィッチ監督が前からプレスをかけていきたいと言う以上は、選手として監督がやりたいサッカーに応えないといけない。だから、いまはペトロヴィッチ監督がやりたいサッカーをみんなでやろうと心がけています」
――新潟と浦和の守備はどこが決定的に違うのでしょうか?
「新潟のときはラインを下げてボールを取ることが多かったです。FWもあえて前から追わずに、最後で取るというやり方です。レッズがやろうとしているのは前からプレスをかけてより高い位置でボールを取るというサッカーです。高い位置で取ることができれば、すぐチャンスに結び付けられるし、個人的にもハマればそれが一番良いと思う。レッズはそういうサッカーをやらないといけないチームだと思うし、早くチームとしての完成度を上げてどんどん勝てるように強いチームにしていきたいです」
――これまで、スピラノビッチ選手とCBのコンビを組むことが多いですが、いかがですか?
「どうしても瞬間的に言葉が伝わらないときはありますけど、マークに付くときとカバーに行くときを互いにハッキリやろうと話しています。そこに関してはスピラもしっかりやってくれているし、僕もしっかりやる。マークの受け渡しはまだうまくいかないときはあるけど、それは試合を重ねていけば大丈夫だと思います」
――場合によっては永田選手が英語で指示をすることも?
「まあ、基本的にDFはそんなに難しい動きはないですから。本当に小さい部分だと思う。もちろんそういったディテールが大事なところでもあるので、練習や練習試合で細かいところを詰めていきます」