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興奮と歓喜、「夢のよう」 初優勝にチームメートら(代表)

2011/7/18

「夢のようだ」。「なでしこジャパン」の偉業に、西日本でも選手の所属するチームの仲間らが興奮と歓喜に包まれた。
代表に沢穂希選手ら7人を送り出した「INAC神戸レオネッサ」。選手15人が神戸市中央区のスポーツバーで観戦した。星川敬監督(35)は沢選手と中学時代からの付き合い。同点ゴールの瞬間、ぼうぜんと画面を見つめたが、すぐ笑顔に。「沢はどんな状況でもあきらめない。あの1点は感動した」「世界一になった人に掛ける言葉もないけど、感想を聞いて、ねぎらいたい」と、得点王の栄誉をたたえた。
好セーブを連発したキーパー海堀あゆみ選手と神戸市のマンションで同居している甲斐潤子選手(27)は「PKに強いので止めてくれると思っていた」と振り返り「いつも声が小さいけど、あんなに叫んでるのは初めて見た」と目を丸くした。
1点目を決めた宮間あや選手が所属するのは「岡山湯郷ベル」。本拠地の岡山県美作市ではサポーターら約80人が観戦し、種田佳織監督(36)は「諦めない気持ちが得点につながった」と興奮。「厳しい戦いで成長しながら世界の頂点に立った。夢のようだ」と話した。
阪口夢穂選手が小学生時代を過ごした堺市の少年サッカースクールの矢野真輔代表(40)は「強敵相手にほんま頑張ってくれた。なでしこ最高」と声を上ずらせ、高校の担任だった升間晶子教諭(58)は、PKを決めて胸に両手を当てた阪口選手のしぐさに「ほっとした感じが、あの子らしい」と目を細めた。
興奮は街の人々にも。神戸市のJR三ノ宮駅前では、会社員の男性(49)が「PK戦まで持ち込んだ展開に、一睡もせず見てしまった。土壇場になると女性の方が強いのかな」。サッカーの試合に向かう高1の少年(16)は「延長で勝ち越されてもう無理かと思った。自分もPK戦で外したことがある。プレッシャーに打ち勝って決められるのはすごい。精神面の強さを感じた」と話した。

共同通信

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