2011/7/18
【北京共同】中国メディアは18日、サッカーの女子ワールドカップ(W杯)日本代表「なでしこジャパン」が初優勝したことを「アジアの歴史をつくった」と大きく伝えた。
中国国営通信、新華社も日本の初優勝を速報した上で「日本の奇跡が世界を制した」と題する評論を配信。日本チームの強さは「技術だけではなく、強固な信念と意志にある」と解説し、「『なでしこ』の美しいサッカーとそれがもたらした奇跡が、東日本大震災で被災した民族に比類なき自信を与えるだろうと信じる」と絶賛した。
中国は12年前の第3回大会では米国に敗れたものの、準優勝した。ニュースサイト「網易」の解説記事には、当時のチームがベテラン主体で、その後、選手の育成体制が整わず、中国の女子サッカーは「競技人口も成績も絶えず下り坂」と厳しく指摘。日本のチームについては「ベテランと若手がきれいに組み合わさったチーム」で、今後とも成長し続けるだろうと分析した。
共同通信