2011/7/19
日本サッカー協会の小倉純二会長は19日、女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会から成田空港に帰国し、W杯初優勝を成し遂げた女子日本代表「なでしこジャパン」に対し、150万円に定められた現行のW杯優勝ボーナスを増額するように改定して支給する意向を明らかにした。男子日本代表がW杯で優勝すると1人5千万円で、女子は男子のわずか3%と大きな格差がついていた。
小倉会長は「ボーナスは出す。150万円の規定を改正する」と上回る金額を出すことを明言した。小倉会長によると、女子W杯優勝賞金は100万ドル(約7900万円)。このほか、日本協会が原資を工面し、選手の報奨金に充てるという。関係者によると、女子の勝利ボーナスも、W杯で1試合勝つと200万円の男子より少ないという。
女子W杯は4年に1度開催で次回の2015年はカナダ。小倉会長は19年以降の女子W杯の日本招致に意欲も示し「19年だとラグビーW杯日本大会とぶつかるし、(20年)東京五輪招致もある。皆さんとよく相談しながら、どこで手を挙げるか考える」と話した。
共同通信