2011/8/2
サッカーの女子ワールドカップ(W杯)で初優勝した日本代表「なでしこジャパン」の国民栄誉賞決定を受け、沢穂希主将(32)らプレナスなでしこリーグのINACに所属する代表7人が2日、神戸市内のグラウンドで記者会見し、沢主将は「想像もできないというか、実感もない。なでしこの選手はひた向き。日ごろからの練習を頑張るのは変わらない」と淡々と話した。
W杯準決勝のスウェーデン戦で2得点した川澄奈穂美選手(25)は「サッカー界から、また団体スポーツでも初ということでうれしく思う。好きなサッカーで感動や希望を与えられて、本当に誇りに思う」と述べた。
なでしこを率いた佐々木則夫監督(53)は東京都文京区の日本サッカー協会で記者会見した。いつもは軽妙な語り口だが、この日はさすがに緊張気味で「国民の皆さんとともに、世界大会を戦った中での賞だと思っている。震災で大変な状況で、最後まで諦めなかったところが勇気と感動を与え、タイムリーな部分もあった」と話した。
9月のロンドン五輪予選に向けては「心の引き締まる思いがする。今後の指揮にいい意味でプレッシャーになるが、しっかり応えたい」と気持ちを新たにしていた。
共同通信