2011/9/4
盛岡南公園球技場で4日に開かれたサッカー天皇杯全日本選手権1回戦は、宮城県代表のソニー仙台が岩手県代表のグルージャ盛岡に2-0で勝った。ソニー仙台は東日本大震災による2カ月以上の活動休止を乗り越え今季公式戦初勝利。試合終了後選手たちは、仙台から駆け付けた約30人のサポーターの前で跳びはねて喜んだ。
宮城県代表を決める予選は震災の影響でグラウンドの確保が困難で開催されず、過去の実績から選出された。田端秀規監督(41)は「ほかのチームも背負っての戦いで、どうしても勝ちたかった」とほっとした表情。
ソニー仙台は、ほとんどの選手が社員として働く宮城県多賀城市の工場が津波に襲われ、クラブが活動を再開したのは5月中旬。所属する日本フットボールリーグ(JFL)の前期は参加できず、後期は雷による試合途中での中止を含めて6戦未勝利だった。
次戦はJ1の仙台との地元対決。去年の天皇杯では仙台相手に1-0で勝利し、番狂わせを演じた。田端監督は「地域の人たちが昨年以上に盛り上がれる戦いをできれば」と意気込みを語った。
共同通信