2011/9/10
【ブリュッセル共同】8月にベルギーであったサッカーの試合で、一部サポーターがリールスのゴールキーパー川島永嗣選手に対し「フクシマ」と連呼、福島第1原発事故に苦しむ福島をやゆしたと批判されている問題で、ベルギー・サッカー協会は9日、サポーターが応援したチーム、ゲルミナルへの制裁措置を発表。ゲルミナルは今後、不服を申し立てるかどうか決める。
制裁は同選手と横田淳駐ベルギー日本大使への公式の謝罪と罰金3万スイスフラン(約260万円)の支払いを命じる内容。
川島選手はブログで「日本全体で頑張っている時に、それをだしに使われるのだけは許せなかった」と怒りをつづっていた。
試合は8月19日に川島選手の所属するリールスの地元で行われた。後半にゲルミナルのサポーターが「カワシマ、フクシマ」とやじの大合唱を飛ばし、川島選手が抗議すると、ペットボトルなどが投げ入れられ、試合は一時中断した。
ベルギーでは東日本大震災の発生後、日本支援の輪が広がっているが、問題の試合を受けて、サポーターの態度に対する批判が高まっている。ただ、協会の処分については「悪いのはサポーターで、チームに対する処分は厳しすぎる」という声も出ている。
ゲルミナルは8月24日にクラブの公式サイトに異例の日本語の謝罪メッセージを掲載。東日本大震災の被災者を支援する義援金を募ることを表明している。
共同通信