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野田政権の出方試す北朝鮮 W杯予選平壌開催の思惑(代表)

2011/11/14

【平壌共同】サッカーのワールドカップ(W杯)アジア3次予選の日本-北朝鮮戦が15日平壌で行われるのを前に、北朝鮮が14日、日本人サポーター約150人の訪朝を受け入れた背景には、自民党時代からの北朝鮮への経済制裁を継続している野田佳彦政権の今後の出方を試そうとの狙いがあるようだ。
延期はされたが、今回の試合直前に日朝国交正常化推進議員連盟会長の衛藤征士郎衆院副議長ら超党派議員の訪朝受け入れ準備を進めたことも、民主党政権となってから1度も政府間協議が行われていない冷えきった対日関係を転換する糸口を探ろうとする動きとみられる。
北朝鮮の政府関係者は、日本人サポーター受け入れは「国際試合なので規定に従っただけだ」と指摘。超党派議員訪朝についても「対話をしようとするなら誰であっても歓迎する」と原則的立場を強調し、外交的な思惑は無関係との見解を示した。
しかし北朝鮮は今回、日本人サポーターの安全確保を目的とした外務省職員ら13人の訪朝も認めた。中には2002年と04年の2回の日朝首脳会談に実務的に関わった職員もいる。別の北朝鮮政府関係者は「今後の両国関係をどうするか、(外務省間で)非公式な意見交換があってもおかしくはない」と話し、北朝鮮側が慎重ながらも対話再開への一定の期待感を抱いていることをうかがわせた。

共同通信

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