2011/11/14
【平壌日本代表取材団】サッカーの日本代表は、ワールドカップ(W杯)ブラジル大会アジア3次予選C組第5戦で15日午後4時から北朝鮮代表と敵地で22年ぶりに対戦するために14日、平壌国際空港に到着した。試合会場となる人工芝の金日成競技場での公式練習が、入国での厳重な検査の影響で予定から3時間遅れて始まる異例の事態となり、日本チームは午後8時から約1時間、照明の下で最終調整した。
日本チームは合宿地の北京から午後3時すぎにチャーター機で入ったが、入国審査や荷物検査で選手23人が通関したのは同7時すぎだった。遠藤保仁選手(G大阪)は「いい経験だと思って、やっていきたい。これくらいは想定していたので気にしない」と話した。
アルベルト・ザッケローニ監督ら代表スタッフのほか、日本サッカー協会の小倉純二会長らも到着した。非公式ツアーの第1陣に続き、この日朝日本をたった公式ツアーの日本人サポーターも平壌入りした。
フル代表の平壌での試合は1989年6月のW杯イタリア大会アジア1次予選以来。ミサイル発射問題などで日本政府は北朝鮮への渡航自粛を要請しており、今回は例外措置として選手、公式ツアーのサポーターらの平壌入りを容認した。
共同通信