2011/11/15
【平壌日本代表取材団】サッカーの日本代表は15日、平壌の金日成競技場でワールドカップ(W杯)ブラジル大会アジア3次予選第5戦に臨み、約5万人の大観衆に後押しされた北朝鮮代表に0-1で敗れた。日本のフル代表が平壌で試合するのは22年ぶりだった。アルベルト・ザッケローニ監督が就任後、初黒星。
既に最終予選進出を果たしている日本は、3次予選敗退が決まっている相手の激しいプレーに劣勢が続き、後半5分に先制点を許した。同16分に岡崎慎司(シュツットガルト)が強烈な左足シュートを放ったが、GKに阻まれた。
競技場は観客がバックスタンドいっぱいに何種類もの人文字をつくるなど、真っ赤に染まった。試合前の日本の国歌演奏にはブーイングが浴びせられた。ピッチの周囲には多数の警官が配備され、ものものしい雰囲気の中で行われた。150人の日本人サポーターも観戦し、一部は代表ユニホーム姿で声援を送った。
共同通信