2012/1/11
国際サッカー連盟(FIFA)の世界年間女子最優秀選手にアジア勢で初めて選ばれた日本代表「なでしこジャパン」主将の沢穂希選手(33)=INAC神戸=が11日、東京都内で記者会見し「名誉ある賞を頂けたのも、信頼できる大切な仲間がいたから。女子サッカーに携わってくれた先輩、関係者の気持ちも入ったトロフィーだと思う」と喜びを語った。
女子最優秀監督の佐々木則夫監督(53)も、感慨ひとしおの様子で「私の賞はなでしこジャパンのスタッフ、選手が一丸となって頂いた評価。これを糧に精進したい」とロンドン五輪での金メダル獲得へ、決意を新たにした。2人は11日、世界年間表彰式が行われたスイスのチューリヒから成田空港に帰国した。
会見に同席した日本サッカー協会の小倉純二会長(73)は、フェアプレー賞も含む3部門で日本勢が受賞したことに「大変名誉なこと。アジアも欧州や南米の仲間入りができた一つの証し。うれしいこと」と喜んだ。
沢選手は昨年の女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会で最優秀選手と得点王に輝き、日本の初優勝に大きく貢献。9日の表彰式ではFIFA加盟協会の代表チームの監督と主将や、各国記者の投票で選出された。
共同通信