2012/1/11
世界トップの女子監督と認められた佐々木監督は、感慨を込めて喜びを述べた。
-今回の受賞についての感想は。
「私の賞はなでしこジャパンのスタッフ、選手、関係者が一丸となって頂いた評価。女子サッカー三十数年の積み重ねの成果。これを糧に精進したい」
-出席者との印象に残っているやりとりは。
「グアルディオラ監督(バルセロナ)やファーガソン監督(マンチェスター・ユナイテッド)と話した。両監督とも、なでしこジャパンの試合を見て評価してくれた。グアルディオラ監督に『なでしこがバルセロナに似ていると言われたことがある』と話したら『われわれ以上だ』とすごく持ち上げていただいた」
-ロンドン五輪にも出場する女子の代表監督とはどんな話をしたか。
「米国の監督とはアルガルベ杯(2〜3月)や4月の親善試合でも当たるので、いい強化にしようねと話したぐらい」
-受賞して何か頭によぎったことはあったか。
「僕自身も指導者として順風満帆に来ていたわけじゃない。サッカーをやめようかと思ったことや、昨年世界大会に挑むに当たり、選手も日本も大変だったことも思い出した。そんなことが込み上げてくると思わなかったですけど」
共同通信