2012/1/25
このオフの移籍市場で最大の目玉と言えるだろう。日本代表DF今野泰幸が8季在籍したFC東京を離れ、G大阪に加入した。「粘り強さとボールを奪う力は、少しはあると思います」。19日の新体制発表では、長所をアピールする若手に続き、照れ隠しにプライドを含ませてあいさつした。
FC東京の主将を務め、天皇杯全日本選手権を制した。日本代表でも地位は不動だ。しかし、その充足感は一方で、危機感をも招いた。今野は「最高に居心地は良かったけど、悪く言えば慣れ過ぎていた。僕もベテランになってきて、何をしようともそんなに怒られない。環境を変えたかった」と言う。多くの選手が海外へ刺激を求める中、尊敬するMF遠藤保仁と同僚になり、同じく国内で自分を高める道を選んだ。
沖縄・石垣島キャンプは体力強化が続き、セホーン新体制の布陣はまだ全く読めない状況だ。守備の立て直しを図るG大阪は、福岡からDF丹羽大輝が復帰。2人の長身DFもユースから昇格し、計7人のセンターバックで2枠を競う。
「僕のことを知らない監督の下で、横一線で定位置を争う厳しさもある。正直、嫌だけどね。でもそれを乗り越えた時には、もう一段階強くなれると思う」。筋肉痛にあえぎながら、25日で29歳になった顔には充実感がにじんだ。(小林陽)
共同通信