2012/3/31
【ロンドン共同】国際サッカー連盟(FIFA)は29、30日の理事会で、ワールドカップ(W杯)開催地決定を理事だけで投票する現行方式から全加盟協会による投票で決める方式への変更をFIFAの規則に盛り込むことなどを、5月にブダペストで開く総会に提案すると決めた。
金銭絡みの不正疑惑が相次ぐ状況を改善するための組織改革の一環。倫理委員会を調査部門と審議部門に分ける案や女性理事を来年の総会から登用する案も提案する。
ことし8月以降にFIFAが定めた国際試合日に各国・地域代表で活動する全ての選手に対して保険をかけることも総会に諮る。1億ドル(約82億円)の予算となる見通し。競技規則改定を協議、決定する国際サッカー評議会(IFAB)が英国4協会とFIFAだけで構成されている現状の改革も求める。
共同通信