2012/6/28
勝ち切れなかったものの貴重な同点弾を奪った二川孝広選手は、名古屋戦当日が32歳の誕生日。
自身初のバースディゴールを決めた背番号10は、報道陣から囲まれるのを予感したかのように早々とバスに乗り込みましたが「出来れば勝ちたかった。ミートすることだけを心掛けた」と自らの得点を振り返りました。
そんな二川選手に、試合後の会見でお祝いの言葉を送ったのが松波正信監督。二川選手のこの日の評価を問われると開口一番「まず誕生日おめでとうということ。ゲームの中で違いを生み出せる選手」とユーモアを交えて手放しで称賛しました。
印象的だったのが遠藤保仁選手の言葉でした。基本的に淡々としたコメントが多い背番号7ですが、二川選手の誕生日へのメッセージを聞かれると「ずっとガンバ一筋の選手だし、いい時のガンバと悪い時のガンバを知っている。ずっと一つのクラブでやるのは最近では珍しい。自らの誕生日をゴールで決められたのは僕らも嬉しい」とコメント。
学年的には遠藤選手が一つ上に当たりますが「まだまだ老けこむのは早いし、ずっと一緒にピッチでプレーしたい」とエールを送っていました。
下部組織出身でG大阪一筋の二川選手こそ、二代目の「ミスターガンバ」に最も近い男ではないでしょうか。
サッカー専門紙EL GOLAZO