日本代表は12日、フランス代表とパリで親善試合を行い、香川真司のゴールで1-0で勝利した。

前田遼一が負傷で帰国し、本田圭佑も出場を見合わせた日本代表は、1トップにハーフナー・マイク、トップ下には中村憲剛が入る[4-2-3-1]の形でスタートする。
試合は序盤から、ホーム・フランスが主導権を握り、ベンゼマを中心に幾度もチャンスを作り出すが、シュートミスと日本GK川島永嗣の好守によりゴールネットを揺らすことは出来ず。
ハーフタイムにベンゼマら3選手を下げたフランスは、テストモードに移行。徐々にフランスのプレッシャーがルーズになってくると、高い位置でボールを回せるようになった日本も息を吹き返し、中村憲剛や乾貴士がフランスのゴールを脅かす。フランスも67分から途中出場したリベリーがサイド存在感を見せ、五分の展開に引き戻した。しかし、ともにラストプレーに精度を欠き、0-0が続く。
そして迎えた88分。フランスのCKからのカウンターで今野泰幸がピッチ中央をドリブルで一直線に駆け上がり、ペナルティーエリア手前で右サイドを並走していてた長友佑都にパス。長友が中央に折り返すと、ゴール前に詰めていた香川が右足で押し込み、日本が先制。ロスタイムの2分間も含めたその後の小さなピンチをしのぎきったサムライブルーが、スタット・ド・フランスでレ・ブルーを下した。

このあと日本は、16日にポーランドでブラジル代表との親善試合が予定されている。またフランスは、同日にアウェイでスペイン代表とブラジルワールドカップ欧州予選を戦う。
速サカ編集部