2012/12/17
天皇杯4回戦が15日、各地で行われ、鹿島対磐田は鹿島が3-1で勝利した。
開始直後に前田にゴールを奪われた鹿島だったが、5分に岩政のゴールで同点とすると、14分にドゥトラのゴールで早々に逆転に成功。66分にもジュニーニョがゴールし、試合を決めた。
以下、選手・監督コメント。
●鹿島
ジョルジーニョ監督
日本で一番愛された
――開始15秒くらいで先制されたあと、速攻とセットプレーで逆転したことについての評価と、ナビスコカップ決勝から1カ月くらい負けていないが、その評価は?
「こういったピッチコンディション、あるいはこういう気候だと事故が起こりうると話している。開始時間としては15秒と記録上にはあるけど、岩政もクリアしようとして事故を起こしてしまったわけで、意図的ではないということも理解している。そのあとの2点をいい時間帯に取り返すことができたことで、チームとして落ち着きを取り戻すことができた。失点したあともそれほど精神的なダメージはなかったし、チームとしても落ち着いてやれて2点目まで決められたのではないか。ハーフタイムで少し、ウチのサイドハーフのポジショニングだけ修正した。相手がよくサイドチェンジをして、そのスペースを使われていたので、そのポジショニングを修正でき、抑えることができたし、そこから自分たちのペースで試合を運ぶことができた。結果、スコアは3点となったけど、もっと取れた試合ではないかと。チームとしての規律、規則を全員が守った上での勝利。チームがナビスコカップ決勝以降から負けていないということだが、僕はそれ以前に安定感ややりたい形のイメージが固まったということがあったと思っている。当然ながら、タイトルを獲ったことで自信が深まる、精神的な部分に影響はあったかと思う。ただ、ウチはカウンターだけの、速攻だけのチームではない。特に後半、両チームが疲れてくる時間帯でも相手陣内に攻め込んで、慌てずにつないでいくこともしっかりできている。よく、ウチのチームはベテラン選手が多くて下落する一方ではないかというのが、皆さんの一般的な評判かもしれないが、やはりゲームをコントロールする選手たちをどうやって落ち着かせるかというのは、小笠原だったり岩政、青木、新井場がまわりに伝達して、ゲームの組み立て方、運び方、相手をどのようにうまく動かしていくのかということも、その選手たちが伝えるものがあると思う。それがしっかりできているのではないか。だから、チームというのは体力的な衰えは自然にあるかもしれないが、経験に勝るもの、駆け引きという部分は勝負事なので、その人たちにしか分からない部分。その人たちが次の代に自然と伝えていくようになるのだと思う。早急に代えるという必要性はないと感じている。(今日でカシマスタジアムの最後の試合になるが、どのような気持ちでスタジアムを後にされるのか?)「いろんな国々で活動したけど、やはり日本で一番愛された。選手として、監督として、本当に愛され、尊重を頂き、愛情を頂いた。僕の人生の一部に関わった街、クラブ、サポーターでもあり、僕は一生、このクラブとサポーターを忘れることはない。勝敗に関わらず、このスタジアムをあとにするときは、車を2、3回止めて挨拶するくらい、彼らは僕に対しての敬意を示してくれるし、愛情をくれる。本当に素晴らしいクラブ、サポーター。今回は一時的に離れる形になるけれど、また鹿島から要請があれば戻ってきたいなという思いでいるし、それがあまり間を置かないことを願っている」
FW 13 興梠 慎三
トーナメントになるとウチは強い
「トーナメントになるとウチは強い。監督の指示としてはいつもと変わらなかった。守備をしっかりしてくれということだった」
DF 22 西 大伍
そんなにやられる気はしなかった
「相手に押し込まれたけれど、こちらの守備がハマっていると思ってやっていた。やっていて、そんなにやられる気はしなかった。前半はあまり上がらなかった。やっぱり前でキープするような展開にならないとなかなか上がるのは難しい」
GK 21 曽ヶ端 準
集中力の高いゲームができた
「今日は運動量も多かったし、ゴールまでもみんな体を張って守ってくれた。すごくよかった。僕へのカバーも反応早くやってくれたし、集中力の高いゲームができた。最初の失点はアクシデント的なものだったけど、そこからの切り替えが速かった。(次は千葉が相手ですが?)カテゴリーは関係ない。しっかり準備したい」
DF 3 岩政 大樹
いまでも全然気持ちよくない
「直前で青木が触ったり、ピッチが濡れていたり、失点の場面は理由をあげればキリがない。僕として単にボールを上に上げることを考えていた。自分の力不足だと思う。失点と隣合わせなのが僕の仕事なので、その後のプレーを大事にしようと思っていた。(うまく切り替えられた?)全然。いまでも全然気持ちよくない。ただ、それを出してはいけない年齢だし、立場でもある」
●磐田
森下 仁志監督
「本当に今日もこの寒いなかたくさんのサポーターの方に来て頂いたが、期待に応えられなくて申し訳ない。ゲームに関しては、自分たちが求めている内容と結果という部分で勝ち取れなかったところは、やはり勝負という観点からしたら、まだまだ足りないところがあるからこそ、結果が出なかったのだと思う。負けに偶然はないので、そこはより突き詰めていきたい。選手は最後まで、今日は特に立ち上がりからよく動いて、ボールもよく動いてチャンスも作った。本当にいいプレーをしてくれた」
GK 1 川口 能活
「9カ月ぶりの公式戦ということで、この9カ月のいろんな思いがあった。復帰できたことに喜びを感じているし、素晴らしいスタジアムと歓声のなかに戻れてうれしかった。9カ月離れていた割には試合にうまく入れたところはあるけど、結果的に3失点したので悔しさがある。今季は戻れないと思っていたぶん、素晴らしい一歩を踏めたところはあるが、今日負けた悔しさと1シーズンを棒に振った悔しさを次にぶつけたい」
速サカ編集部