2012/12/24
天皇杯準々決勝が23日、各地で行われ、大宮対柏は柏が3-2で勝利した。
前半のうちに大宮に2点のリードを許した柏だったが、後半に入り流れをつかむ。59分に澤、83分に増嶋が決めて同点に追い付くと、後半終了間際に工藤が決勝ゴールを挙げ、準決勝進出を決めた。
以下、選手・監督コメント
●大宮
ベルデニック監督
敗戦に値する戦いをしてしまった
「もちろん違う結果になる可能性はあったかもしれないが、相手は今日の勝利に値し、われわれは敗戦に値する戦い方をした部分があった。われわれは先週の川崎F戦で0-3の状況から4点を取って逆転したが、そのことからもハーフタイムに選手たちには『試合はまだ終わっていない。しっかりと集中し、コンパクトさを保って相手にプレーさせるな』と求めて後半に入った。しかし相手の攻撃に対して十分な対抗策を講じることなく、1対1、あるいは相手にクロスを上げさせるシチュエーションが多くなり、相手に得点のチャンスを与えてしまった。もちろんそこには選手の疲労度も挙げられるし、もう1枚交代枠を使う可能性もあった。もう一つは、選手に求めている集中力というのはそう長い期間にわたって持続させるのは難しかったのかとも思う。前半につかんだチャンスをしっかり生かせていれば、3点目、4点目を取ることが可能だった。そういう点差を付けて折り返せれば、後半の相手の戦う意思を削ぐことができたかもしれない。しかしそのチャンスで2度、3度とオフサイドにかかってしまった。その部分はまだまだ改善しなければならない。この結果を受け止めて、次はわれわれが勝者となるべく挑んでいきたい」
MF 7 上田 康太
流れを引き寄せられなかった
「得点の場面は、(下平)匠が打ちやすいボールをくれた。ゴールを祝福してくれたのでうれしかったけど、勝てなかったので…。前半は高い位置でボールを動かせていたので、厚みのある攻撃もできていた。後半は相手に押し込まれて、クリアしてまた攻められる展開が多くなった。自分たちでまた流れを引き寄せるようなプレーを、チームとしても個人としてもしなければいけなかった。そこは悔しい」
DF 3 河本 裕之
もったいない形だった
「もったいない形で負けてしまって申し訳ない気持ち。相手がよかったとしかいまは分からない。もっと後ろからつなげればよかったけど、なかなかうまくいかずにカウンターを食らってしまった。勝っていたし、1点を取られても焦らずやれればよかった。向こうがこっちの左サイドに枚数をかけてきて、(下平)匠一人では難しかった。もっとカバーできればよかった」
MF 8 東 慶悟
長い1年だった
「2-0は一番怖いスコア。大逆転で勝った4回戦・川崎F戦の逆バージョンになって悔しい。自分自身、もっともっと相手の嫌なプレーをできる選手になりたい。今日は悪い流れを修正できなかったのが敗因。残留できたことは、自分にとっていい財産になる。来季につながるシーズンを過ごせた。今季は五輪もあったし、いろいろなことを感じた。長い1年だった」
MF 9 チョ ヨンチョル
前半と後半でまったく別の展開になった
「(得点シーンについて)あの場面はクロスボールだった。ラッキーだった。もっと点を取りたかった。前半はいいイメージでやれていたけど、後半はボールが来なくなって守備の時間が増えてしまった。失点をしてイヤな流れになった。前半と後半でまったく別の展開になってしまった」
●柏
ネルシーニョ監督
アグレッシブに気迫を出そうと話した
「実を言うと、前半が終わったとき、個人的に非常に悔しく、がっかりして気持ちでロッカーに戻った。こちらが支配していたのに、二つのプレーで相手にペースを与えてしまった。その二つのプレーのあとは、選手たちは目的もなにもなくグラウンドに立っていたように感じた。ファーストもセカンドも拾えなかったから。ハーフタイムに選手たちには、アグレッシブに気迫を出し、オーガナイズ、規律を持ってやらないといけないと話をした。それがないと、どのゲームだって不完全燃焼に終わってしまうと。選手たちはそれを感じて、ああいう逆転を達成してくれた。それがあり、準決勝に行ける結果になった」
FW 19 工藤 壮人
「誰一人、下を向いていなかったし、それが最後のゴールのつながった。ゴールは細かいことについては興奮して覚えていない。ゴール後は頭が真っ白になった。中との駆け引きの中で、那須さんからいい形で上がってくるというのがあって…。僕自身、なかなかヘディングでのゴールはなかったけれど、決められた。このチームでまだサッカーができるというのを喜びたい」
DF 5 増嶋 竜也
最高の気分だった
「ゴールは一回、はね返されたけれど、また来そうだなと思って残っていた。そうしたら、ジョルジとちょうど目が合った。うまく出してくれた。それを、しっかり頭で振り分けられて、同点にできた。最高の気分だった。ゴール裏に行こうとしたが、同点だったと思って、引き返した(笑)」
MF 8 澤 昌克
練習試合と同じ形のゴールだった
「いい形で後半に入れた。そしてチームがよくなるきっかけを作れてよかった。(水野)晃樹はいつも中盤の間で受けると、前線の動きを見てくれる。目が合って、動き出したところに出してくれた。タイミングが合った。あのときは、裏のスペースが空いていたので。この前の練習試合と同じ形のゴールだった。間に鏡を置いているような、同じポジションからの左足でのゴールだった」
MF 6 那須 大亮
こういう勝ち方はうれしい
「アンカーでもバランスは悪くなかった。崩されている感じはなかったが、自分たちのミスでリズムを失った。2失点を食らったけど、バランスを崩されてということはなかった。ハーフタイムに監督のいい指示があったことで、選手たちの頭の中がクリーンになって、やるべきこともハッキリしたのは大きかった(延長突入は考えたか?)流れ的に入りそうな感じではあった。やっぱりこういう勝ち方はうれしい」
速サカ編集部