2013/2/6
日本代表は6日、キリンチャレンジカップでラトビア代表と対戦した。
風邪とされていたDF内田篤人も先発を果たし、CBの今野泰幸を除く、10人の海外組が先発した。ボランチにはMF細貝萌が昨年5月23日のアゼルバイジャン戦以来、10試合ぶりに先発し、遠藤はベンチスタートだった。前線は岡崎が1トップを務め、2列目は右から清武、本田、香川と並んだ。
ボールを保持する日本に対し、粘り強く守るラトビア。左SB長友佑都の攻撃参加を起点に徐々にリズムをつかみ出した日本は41分、ペナルティーエリア内で細かくつなぐと、長谷部からパスを受けた内田が右足で狙い済ましたシュートを放つ。わずかに外れていたように見えたが、このボールにGKの前にポジショニングを取っていた岡崎が体を投げ出したスライディングでうまく角度を変えると、左ポストを弾いたボールはそのままゴールイン。ザックジャパンの2013年初ゴールを記録した岡崎はこれで国際Aマッチ通算30点目。前半は日本の1点リードで折り返した。
後半、日本は2人を交代。細貝、清武に代えて遠藤、FW前田遼一を投入し、岡崎が右サイドに回った。立て続けにチャンスを作り出した日本は60分、遠藤からパスを受けた本田が左サイドの香川にサイドチェンジを通す。ドリブルで前進した香川がゴール中央に折り返すと、本田が左足でダイレクトループ。GKの頭上を越えたシュートは鮮やかにゴールネットを揺らして2-0。1分後の16分には前田からの横パスを香川がワンタッチで絶妙なスルーパス。ゴール前に抜け出した岡崎がGKもかわして左足で無人のゴールに流し込んだ。
試合を決めた日本は、DF酒井高徳、MF乾貴士、DF伊野波雅彦を投入してチームを活性化。81分にはA代表初選出となるFW大津祐樹がピッチに入る。国際Aマッチデビューを飾った大津は2列目の右でプレーした。
試合はこのまま3-0で終了。日本代表はザックジャパンの今季初戦で見事な完勝を飾った。2014年のブラジルW杯出場へあと一歩と迫っている日本代表は、3月22日にカナダ代表と親善試合を行い、同26日に敵地で行われるW杯アジア最終予選のヨルダン戦に臨む。
速サカ編集部