12日、欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦第2試合が行われ、日本代表DF内田篤人が所属するシャルケはガラタサライとホームで対戦し、2-3で敗れた。2戦合計3-4となり、ドログバ、スナイデルを擁するガラタサライが準々決勝へ駒を進めた。内田はフル出場し、1アシストを記録した。
第1戦では1-1で引き分けたものの、貴重なアウェイゴールを挙げていたシャルケは、国内ではドルトムントとのルールダービーを含む3連勝と好調。そのルールダービーでフンテラールが負傷し、メンバーから外れたが、17分、コーナーキックのこぼれ球をノイステッターが左足で押し込んでシャルケが幸先良く先制した。しかし、37分、素早いリスタートをハミト・アルティントップが受けると、ミドルレンジからシュートを放つ。アウトに掛かったボールはシャルケのGK・ヒルデブラントが必死に伸ばした左手をかいくぐり、ポストを叩きながらネットを揺らした。41分にはクリアボールに抜け出したイルマズがヘヴェデスの追走をもろともせず突き放すと、飛び出していたヒルデブラントをあざ笑うかのようなループシュートを流し込み、ガラタサライがアウェイの地で前半のうちに逆転を果たした。ユルマズはCL6試合連続のゴールで、R・マドリーのC・ロナウドと並ぶ、今大会8得点目。
ガラタサライにアウェイゴールを2点奪われてしまったため、準々決勝進出には勝利が絶対条件となったシャルケ。63分に内田の折り返しをバストスが叩き込んで1点返したが、追撃及ばず。95分、前掛かりになったシャルケのディフェンスラインをブルトがスルーパスに反応して抜け出すと、GKとの一対一を制してガラタサライが止めの一発を決めて万事休す。シャルケは2-3で敗戦し、2戦合計3-4で1回戦敗退となった。
準々決勝の組み合わせ抽選会は3月15日日本時間20時にスイスのニヨンで行われる。
速サカ編集部