2014/2/10
イタリア・セリエAのミランを率いるオーナーのシルビオ・ベルルスコーニ氏が、クラレンス・セードルフ監督の采配に「困惑」しているという。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えた。
ミランは現地時間2月8日(土)のセリエA第23節で、ミナポリに敵地で1-3と敗れた。MF本田圭佑が胃腸炎で欠場した一戦、MFアデル・ターラブのデビュー戦ゴールで先制し、幸先の良い立ち上がりとなったが、その後はナポリに試合を支配され、逆転負けしている。
セードルフ監督の采配は、試合後から議論を呼んだ。MFリッカルド・モントリーボをベンチスタートし、MFナイジェル・デ・ヨングと新加入のマイケル・エッシェンをデビュー戦で組ませたこともその一つだ。そして何より、本田の不在に加え、MFカカーもコンディション不良でベンチスタートだったにもかかわらず、4-2-3-1のフォーメーションにこだわったことを疑問視する声が上がっている。
セードルフ監督は2列目にターラブとロビーニョ、そして本来は右サイドバックのDFイニャツィオ・アバーテを起用。だが、タイスコアで前半を終えると、後半開始からカカーを投入し、アバーテの位置を下げる。これに伴い、右サイドバックだったDFマッティア・デ・シリオは左サイドに、それまで左サイドバックだったMFウルビー・エマヌエルソンは2列目右サイドに、それぞれコンバートされた。
良く言えば柔軟性のある、だが悪く言えばドタバタしたこの采配には、セードルフ監督の就任を強く望んだベルルスコーニ会長も疑問を感じたようだ。『ガゼッタ』によれば、監督への信頼は揺るぎないものの、ナポリ戦の采配について、同会長はアドリアーノ・ガッリアーニCEOと相談したという。さらに『ガゼッタ』は、選手たちの多くも裏では新システムに納得していないとも報じた。
ミランは次節ボローニャ戦を終えてから、A・マドリーとのチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦ファーストレグに臨む。リーグ戦で不振を極めるミランは、欧州の舞台でインパクトを残そうとしており、ベルルスコーニ会長はA・マドリー戦を重視していると言われる。
それだけに、セードルフ監督がA・マドリー戦でも「困惑する」采配を見せ、結果を残せなかった場合は、指揮官の周辺が騒がしくなるかもしれない。
速サカ編集部