欧州メディアの報道によると、UEFAがファイナンシャルフェアプレー(FFP)違反でビッグクラブに処分を科す見通しという。イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・Cと、フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(PSG)が対象クラブとして浮上した。

UEFAは経営改善などを目的にFFPの導入を進めており、今回は2012-13シーズンまでの過去2年における負債額を対象に処分を検討している。

最も重い処分は、UEFA主催の大会、つまりチャンピオンズリーグ(CL)やヨーロッパリーグへの出場禁止だが、ミシェル・プラティニ会長は先日、現時点でこの厳罰処分はないとの見解を示していた。

だが報道によると、PSGとマンチェスター・Cは、それぞれ6000万ユーロ(約85億円)という莫大な罰金を科される見通しとのこと。3年分割での支払いが命じられるという。また、来季のCL登録人数も25人から21人に減らされ、選手の総給与額も現状を超えないようにと制限がかかるそうだ。

報道では、今週にもUEFAの処分が明らかになるとのこと。処分が確定すれば、夏の移籍市場への影響も避けられない。欧州サッカーは新たな時代へと突入するのか、進展が注目される。

速サカ編集部