12日、W杯日本代表メンバーが発表されたことをうけてC大阪の柿谷・山口が取材に応じた。以下両選手のコメント。


FW 柿谷 曜一朗

Q. 名前を呼ばれた瞬間の気持ちは?

「蛍が先に選ばれて、『よし』と言って(笑)その後、嘉人さんの名前が呼ばれて、『嘉人さん入った!』と思って。“オオクボ”って名前があんまりちゃんと聞こえなかったんですけど、嘉人さんが呼ばれたことが僕も嬉しくて。で、その後自分も選ばれて、嬉しかったです」

Q. “当確”と言われた中でも不安はあった?

「結果も出せていない試合が多くて、そういう状態で(選ばれるかどうか分からない)っていう声もよく聞こえていました。自分でも思っていましたし。しっかり結果を残さないといけない、と。その中で一生懸命やってはいましたけど、この日まで来て…。でも、選ばれたからには、そういう声を気にしているようではアカンと思う。これまでもセレッソがACLやリーグを優勝するためだけに全力でプレーしてきました。中断前の試合もそうです。プレッシャーや責任は分かっています。ただ、選ばれた選手にしか味わえないところもあるとも思うので、それを大いに楽しみたいと思います」

Q. 森島さんと西澤さんには?

「俺がここまでなれたのも、今、楽しくサッカーが出来ているのも2人のおかげなので、『これからもよろしくお願いします』と送りました」

Q. 先ほど、大久保選手の話があったが、セレッソに関係者としては5選手が選ばれたが?

「もっといっぱいみんなで行けたら良かったですけど。候補になった選手の分まで戦いたい。個人的な思いとしては、乾くんとはプライベートでもそうやし、プレーでも信用してやっている仲なので、一緒に行きたかったなという思いはありました。今はドイツで苦しい時期やと思うけど、いつも僕をサポートしてくれたり、アドバイスをくれたり。しっかりプレーすることで、乾くんに対して、『いつも気にしてくれてありがとう』と伝えたい。徳島にいる時から気にしてくれていたから。俺の姿を見て、『俺もやならアカン』と思ってもらえるように、勇気になれるようにやりたいです」


MF 山口 蛍

Q. W杯メンバーに選出された時の率直な気持ちは?

「嬉しかったです。入れるかどうか、すごく微妙なラインやったと思っていたので」

Q. 一緒に見ていた柿谷選手が話すには、名前が呼ばれた瞬間、「よし!」と声が出たそうだが?

「声は出ていないですけど(笑)ボランチでも最後に呼ばれましたし、ヤバいな思いました。祈るような気持ちで見ていました」

Q. 本大会では、ボランチのポジションを取る、という意気込みは?

「もちろん、選ばれた以上、試合には出たいですけど、ハセさん(長谷部)もこの前の最終節はフルで試合にも出ていましたし、状態も良くなってきていると思います。ヤットさん(遠藤)とハセさんが日本のダブルボランチで不動やと思うので、自分がどこまでその2人に割って入れるかは自分次第。でも、2人にはないストロングがあるから選ばれたとも思っているので、その部分はしっかりと出していきたいです。たとえ短い時間でも、自分に求められているプレー、すべきプレーを全力で出したいです」

Q. セレッソの育成出身としては初のW杯メンバーとなったが?

「すごく誇らしいです。ここだけで止まるのではなく、これからも下部組織からの選手は出てきて欲しい。まず僕たちが結果を出すことで、その後にもつなげていきたい。小さい頃からずっとセレッソで育ってきているので、セレッソを代表してW杯に出られるということは嬉しく思います」
速サカ編集部