2014/5/26
今季で引退するイタリア・セリエAのインテルに所属するMFハビエル・サネッティは、これまでのキャリアですべてを出し尽くしたと話している。
1995年からインテル一筋で戦ってきた鉄人は、今シーズンでユニフォームを脱ぐことを決意した。現地時間5月25日(日)、イタリア『RAI』の番組に出演したサネッティは、次のように話している。引退後にクラブ幹部に就任する予定のサネッティのコメントを、インテル公式サイトが伝えた。
「引退という決断を下すまで、かなり考えた。重傷を負ったときは、自分がまだプレーできることを示したいと思い、それを達成した。復帰して、サポーターの愛を感じたとき、きっと引退した方が良いと考え始めたんだ。僕はすべてを出し尽くした。最後までね」
「インテルファンだけでなく、多くの愛情を示してもらった。今は冷静になっているよ。このクラブとつながり続ける可能性があり、それはうれしく思っている」
多くの人からプロの鑑と称されたサネッティは、サッカー選手にとって大切なことは何か、次のように述べている。
「頭が大事だ。それからハート。そして脚だ。子供のころ、犠牲とは何かを目にした。父と母が兄のために何をしているかを見てきたんだ。犠牲という言葉の意味は決して忘れない」
最後に、インテルのサポーターに向け、サネッティは改めて感謝の言葉を送っている。
「たくさんの愛を注いでくれて、ありがとう。僕らの愛は決して終わらない」
速サカ編集部