イタリア・セリエAのミランは、下部組織を率いるフィリッポ・インザーギ監督をトップチームに昇格させると言われている。OBのカルロ・アンチェロッティ監督は、インザーギ監督の経験不足は心配ないと見ているようだ。

今季途中にマッシミリアーノ・アッレグリ氏を解任し、当時現役だったクラレンス・セードルフ監督を招へいしたミラン。チームは後半戦で勝ち点35を挙げたが、欧州カップ戦出場権を得ることはできなかった。

ミランのシルビオ・ベルルスコーニ名誉会長とアドリアーノ・ガッリアーニCEOは現地時間5月26日(月)に会議を開いており、イタリアメディアはこの場に同席したインザーギ監督が新指揮官に就任すると報じている。

だが、インザーギ監督もトップチームでの経験はない。それでも、かつてミランを率いたアンチェロッティ監督は27日(火)、次のように語った。イタリア各メディアが伝えている。

「インザーギには素晴らしい情熱と意欲がる。すでに下部組織で経験を積んだ。彼には監督をやるだけの特徴がすべて備わっている。ミランの環境も知っているし、彼が監督になるなら、私はその幸運を祈るよ」

「最初は誰にも経験などない。時間をかけて身につけるものなんだ。最も大事なのは、練習の準備もしなければいけないことを理解することさ。それが最も大変なんだよ」

速サカ編集部