2014/6/13
現地時間6月12日(木)に行われたブラジル・ワールドカップ(W杯)開幕戦、ブラジル対クロアチアの試合は3-1でブラジルが勝利した。西村雄一主審の判定が議論を呼んでいるが、ブラジルのルイス・フェリペ・スコラーリ監督は正しいジャッジだったと話している。
試合はクロアチアがオウンゴールで先制。だが、ブラジルもFWネイマールのゴールで追いつき、1-1で後半を迎える。そして69分、クロアチアDFデヤン・ロブレンがブラジルFWフレッジを倒し、西村主審がPKと判定。これをネイマールが決めたブラジルが、最後はMFオスカルも加点して3-1と勝利した。
クロアチアのニコ・コバチ監督は、「あれがPKなら、我々はもうサッカーをする必要がない」と、西村主審のPK判定に怒りをあらわにしている。だが、スコラーリ監督は次のように語った。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。
「多くの人がPKじゃなかったと見ている? 審判はそう見た。決めるのは彼だ。我々もPKだったと考えている。10回見直したけど、私にとってあれはPKだ」
一方で、スコラーリ監督は「このグループを突破するチームに賭けることができるなら、私はクロアチアに賭ける」と、この日の相手に賛辞を送っている。
そのクロアチアに苦しめられる場面もあったブラジルだが、スコラーリ監督はブラジル『フォックス・スポーツ』で「気に入らなかったことは、あなたではなく選手たちにまず伝える」とコメント。
一方、「我々はみな、彼がこういう選手だと知っている。疑いはない。彼は素晴らしい。エクセレントだ」と、1ゴールを挙げたMFオスカルに賛辞を送った。
速サカ編集部