2014/6/15
ワールドカップ(W杯)初戦でオランダ代表に1-5と大敗したスペイン代表のビセンテ・デル・ボスケ監督は、GKイケル・カシージャスを擁護している。
前回大会決勝で下したオランダにまさかの5ゴールを献上し、最悪のスタートを切った王者スペイン。カシージャスはリードしていた前半終了間際、オランダFWロビン・ファン・ペルシのヘディングで同点弾を許した。ボールは、前にポジションを取っていたカシージャスの頭上を越えている。
さらに、1-3とされて迎えた72分にはボールの処理をミスし、ファン・ペルシに奪われて4点目を献上。その後、MFアリエン・ロッベンにも抜かれてダメ押しの5点目を許した。カシージャス、そしてスペイン守備陣にとっては忘れたいような一戦だった。
だが、次のチリ戦でカシージャスを外すか問われると、デル・ボスケ監督は「チームが敗れるときは、一人の選手のパフォーマンスによるものではない」とコメント。「チーム全体の弱さの結果として敗れるんだ。カシージャスのせいではない」と答えている。
一方で、デル・ボスケ監督は5失点した理由について、「説明できない」とコメント。「スペインが非常に守備的なチームだったことはないが、それでも我々は常にとてもうまくディフェンスしていた。オランダ相手に我々は非常に弱かった」と落胆した。
速サカ編集部