2014/6/23
現地時間6月22日(日)に行われたワールドカップ(W杯)・グループG第2節、アメリカ対ポルトガルの一戦は2-2のドローに終わった。
先制したのはポルトガル。5分、相手のクリアミスから、FWナニがゴールを奪う。だが、アメリカも後半に入り、MFジャーメイン・ジョーンズの見事なミドルシュートで追いつくと、さらにFWクリント・デンプシーのゴールで逆転に成功する。
勝てば決勝トーナメント進出が決まるアメリカと、負ければ敗退決定のポルトガル。だが、終了直前の95分にドラマが待っていた。FWクリスティアーノ・ロナウドが右サイドからクロスを入れると、途中出場のFWシルベストレ・バレラがダイビングヘッド。土壇場でポルトガルが追いついた。
だが、ポルトガルは勝ち点1でグループ最下位と、ベスト16進出が厳しい状況。パウロ・ベント監督は試合後、次のように話している。FIFAの公式サイトが伝えた。
「我々にとって良い結果でないのは明らかだ。数字の上では敗退が決まっていないが、非常に難しい状況だよ。ガーナに勝たなければいけないだけじゃなく、ドイツとアメリカの試合結果にもよるのだからね。今は全力で最後の試合に臨もう。残された非常に少ないチャンスを生かすために」
一方、グループリーグ突破目前で追いつかれたアメリカのユルゲン・クリンスマン監督は、このように話している。
「終了目前で失点だから、アンラッキーだ。選手たちは素晴らしいパフォーマンスをした。16強進出のためにドイツを倒したい。少しフラストレーションを感じるけど、もうこういうことがないようにハードワークしよう」
速サカ編集部