ブラジル代表は現地時間6月28日(土)、ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦でチリ代表と対戦し、ベスト8進出を決めた。GKジュリオ・セーザルは喜びの涙を流している。

DFダビド・ルイスのゴールで先制しながら、FWアレクシス・サンチェスに同点とされたブラジル。試合は延長を含めた120分間を1-1で終え、勝負はPK戦にもつれ込んだ。

運命のPK戦で違いとなったのが、ブラジルの守護神だ。1人目のマウリシオ・ピニージャ、2人目のサンチェスと、J・セーザルは立て続けにPKをストップ。これが決め手となり、ブラジルはPK戦を制して準々決勝進出を決めた。

マン・オブ・ザ・マッチに選ばれたJ・セーザルは試合後、次のように話している。FIFA公式サイトが伝えた。

「前半の僕らは良かった。たくさんチャンスをつくったね。同点にされてから、チリが試合に入ってきて、僕らは苦しめられた。信頼し続けてくれるファンとチームメートたちに感謝するばかりだ」

「国を代表するのは大きな重圧なんだ。精神的に、感情面で、とても大変だった。4年前、僕はすごく感情的になったけど、今日もまた泣くことになった。でも、これは喜びの涙だ。僕がどれだけのことを経験してきたか、知っている人は少ない。でも、僕の代表でのキャリアは終わっていないと自分では分かっていた」

「あと3つのステップがある。ブラジルがお祝いをするのを見たい。それが僕の大きな夢だ」

速サカ編集部