2014/7/3
ドイツ代表のヨアヒム・レーブ監督は現地時間7月2日、ワールドカップ(W杯)準々決勝のフランス戦で、キャプテンのフィリップ・ラームをサイドバックとして起用するつもりはないと明かした。
決勝トーナメント1回戦でアルジェリアに苦戦し、延長戦の末にベスト8進出を決めたドイツ。国内では、ラームのポジションに関して批判の声も上がっている。
所属のバイエルンでペップ・グアルディオラ監督により、サイドバックから中盤にコンバートされたラームは、ドイツ代表でも中盤でプレーしている。サイドバックとしてプレーしたのは、アルジェリア戦でDFシュコドラン・ムスタフィが負傷交代を余儀なくされてからだった。
レーブ監督はラームの起用法について、ドイツ『Die Zeit』で次のように語った。FIFA公式サイトが伝えている。
「ラームの役割について、私の心はすでに決まっている。それを最後まで貫くよ。ラームが守備ラインに戻るのは、右サイドで我々に問題があるときだ。それは緊急事態的なシナリオのときだろう。そして、我々はそういう事態にならないようにしなければいけない」
MFメスト・エジルのパフォーマンスに対する批判もあるが、レーブ監督は「メストは我々にとって非常に重要な選手だ。彼への批判は理解できない」と擁護している。
速サカ編集部