2014/10/13
イタリア・セリエAのミランを率いるシルビオ・ベルルスコーニ名誉会長が、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューで、すぐにヨーロッパの舞台で主役に返り咲くと語った。
昨季、監督交代や成績不振で苦しんだミランは、今季からフィリッポ・インザーギ監督とともに再生を目指している。ベルルスコーニ名誉会長はインザーギ監督のここまでについて、「8点」と高く評価し、「勝利への強い意欲を持つ新監督がいる」「謙虚で、周囲に敬意を払い、監督に必要な鼓舞する力を持つ」と賛辞を送った。
さらに、同名誉会長は「目標はすぐに欧州へ戻ること」とコメント。「すでにチームには力があり、すぐに欧州でも主役に戻るよ。2016年にはUEFAチャンピオンズリーグ決勝がミラノで開催だ。そこに我々がいないと夢を見ない手はないだろう?」と、2年後の欧州制覇にも意欲を見せている。
また、移籍金ゼロでの補強が続いていることについても、ベルルスコーニ名誉会長は「メネスに本田、エル・シャーラウィ、トーレス、デ・ヨング、ボナベントゥーラ、アレックス、サパタ、ポーリ、デ・シリオ、アバーテ、ムンタリ、モントリーボと、チームには最高級の選手たちがたくさんいる」と強調。「それに、今はチームに腐ったリンゴがいない」ともつけ加えた。
「腐ったリンゴ」は、今夏イングランド・プレミアリーグのリバプールへ移籍したFWマリオ・バロテッリをミランが獲得する前に、ベルルスコーニ名誉会長が同選手に対して用いた表現だ。バロテッリ放出に後悔していないかと問われると、ベルルスコーニ名誉会長は「彼の獲得は私の意見に反するものだったことを思い出してほしい」とコメントしている。
速サカ編集部