2014/10/31
元スペイン代表FWラウールが現地時間10月30日(木)、ニューヨーク・コスモスと契約した。2015年シーズンからの契約で、複数年契約とのこと。メディカルチェックをクリアしてから契約が成立する予定で、契約内容の詳細は公表されていない。
実質的なアメリカ2部リーグに属するコスモスの発表によると、ラウールは2015年にオープンするコスモスのユースアカデミーでテクニカルアドバイザーも務めるとのことだ。現役を引退してからは、アカデミーでフルタイムの仕事をすることも決まっている。
ラウールはコスモスの公式サイトで、次のように喜びを表している。
「サッカー界の人間であれば誰でもコスモスの名前や、このチームで以前プレーしてきた選手たちの遺産を知っている。アメリカにおいてサッカーを確立する助けとなった。自分がそこに続くのは名誉なことだ。このクラブのビジョンを信じており、その一員となることに興奮している」
37歳のラウールは17歳124日にスペイン・リーガエスパニョーラのR・マドリーでデビューを果たし、同クラブで公式戦741試合に出場。323得点を記録し、リーガ優勝6回、国王杯優勝4回、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝3回と、タイトルを次々に獲得した。
2010年にはR・マドリーを退団し、ドイツ・ブンデスリーガのシャルケに加入。98試合で40得点を記録し、2011年にCLベスト4進出やDFBポカール制覇に貢献した。その後、2012年にカタールのアル・サッドに移籍していた。
スペイン代表としても1996年のデビュー以降、10年で102試合に出場し、44ゴールを記録。ワールドカップに3度、EUROに2度、出場している。
速サカ編集部