2014/11/3
イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は現地時間11月4日(月)、セリエAのインテルを率いるバルテル・マッザーリ監督の立場が厳しくなっていると報じた。今後2試合が進退を決める重要な試合になると伝えている。
インテルは1日(土)の第10節で最下位パルマに敗北。3連勝を逃し、上位との差を縮めるチャンスを逃した。勝ち点15のインテルは現在9位。UEFAチャンピオンズリーグ出場圏内の3位サンプドリアとは勝ち点4差だ。
継続して結果を残せない状況に加え、今季のパフォーマンスにはサポーターも不満を表している。クラブはマッザーリ監督の続投を強調しているが、就任2年目になっても飛躍できない状況に、『ガゼッタ』は指揮官の立場が危うくなっていると見ているようだ。
インテルは6日(木)にヨーロッパリーグ(EL)・グループステージ第4節で、フランス・リーグアンのサンテティエンヌと、9日(日)にセリエA第11節でベローナと対戦する。指揮官はELで決勝トーナメント進出を確実とし、リーグ戦で上位へ浮上するきっかけをつかむことが求められているようだ。
サンテティエンヌ戦に向けて朗報となるのは、DF長友佑都やFWパブロ・オスバルド、MFフレディ・グアリンが負傷から復帰する見込みであること。3選手はそれぞれサンテティエンヌ戦から出場できる見通しという。負傷者が少なくなく、戦えるメンバーに疲労の色も濃いインテルだけに、長友らの復帰は大きな知らせとなる。インテルはマッザーリ監督を救う勝利を2試合で手にできるか。
速サカ編集部