2014/11/11
元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏は、イタリア・セリエAのミランに所属するMF本田圭佑について、この数試合もかすんでいるわけではないと語った。
現地時間11月8日(土)のサンプドリア戦で2-2と引き分けたミラン。本田はこの一戦で59分にベンチへ呼び戻されており、今季最短での交代となった。一時は得点ランク首位タイにも立ったが、現在は4試合連続でゴールを決めていない。
疲労も指摘される本田について、ザッケローニ氏はイタリア『Tuttomercatoweb.it』で次のように話している。
「最近の試合で本田が少しかすんでいると言われているね。だが、そうじゃないんだ。彼はもともと得点を量産する選手ではないんだよ。彼は中盤と前線をつなぐ選手だ」
「それに、私のチームで彼はトレクアルティスタ(トップ下)だったが、今は右サイドに慣れなければいけないんだよ。彼は典型的な日本の選手と違って、パーソナリティーとフィジカルのある選手だ」
ミランはセリエA次節でインテルとのダービーマッチに臨む。DF長友佑都が所属するインテルは、不安定な成績から監督交代も騒がれているところ。ザッケローニ氏も、ダービーではミラン有利と見ているのかもしれない。
「今のミランは重要な形を見つけようとしている。インテルと比べると、前にいるね。インテルよりも不安がなく、より自信を持っている。インテルは自信を見出さなければならないんだ」
速サカ編集部