イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は現地時間11月12日(水)、セリエAのミランに所属するMF本田圭佑が疲労に苦しんでおり、クラブは同選手が日本代表の2試合でフル出場しないことを望んでいると報じた。

今季、開幕戦でのゴールを皮切りにここまで6得点を記録し、一時は得点王争いトップタイにも立った本田。だが、ここ4試合はノーゴールに終わり、前節サンプドリア戦では59分で交代と今季最短のプレー時間に終わっている。ミランはこの4試合で3分け1敗と白星を挙げていない。

『ガゼッタ』はその理由が「シンプルに、本田は疲れている」と報道。同選手が開幕前から激しいトレーニングで鍛えてきたため、その成果もすぐに見られたものの、ここまで全試合に出場していることで疲れを感じているとした。

また、さらに追い打ちをかけかねないのが、日本代表の2試合を戦うために長距離移動を強いられたことだ。日本代表は14日(金)にホンジュラス、18日(火)にオーストラリアと対戦する。本田がイタリアに戻るのは19日(水)。23日(日)に行われる次節インテルとのミラノダービーの4日前だ。『ガゼッタ』は「疲れている選手にとって最善の状況ではない」としている。

それでも、フィリッポ・インザーギ監督は「本田を諦めるつもりがない」とのことで、フィジカルトレーナーとともに、本田のために特別メニューを検討しているそうだ。本田は「何よりも休み、心身ともに回復することが必要」で、ダービーに向けて激しい練習をこなすのは試合前日の土曜になってからだと伝えられている。

また『ガゼッタ』は、ミランがこの2試合で本田がフル出場しないことを望んでいると報道。フル出場した場合は「さらに状況が難しくなる」と伝えた。


速サカ編集部