イングランド・プレミアリーグのアーセナルを率いるアーセン・ベンゲル監督は、元アーセナルのニューヨーク・レッドブルズFWティエリ・アンリが、いつか監督としてアーセナルに戻る可能性もゼロではないと話した。イギリスメディアが報じている。

37歳のアンリは12月でレッドブルズとの契約が満了する。本人は引退を宣言していないが、プレーを続けるのか、新たなキャリアへ進むのかが注目されているところだ。

アンリはかつて、8年を過ごしたアーセナルの監督を務めたいと話している。アーセナルのレジェンドがコーチとしてクラブに戻ることはあるのだろうか。この質問に、ベンゲル監督はこのように答えている。『テレグラフ』などが伝えた。

「不可能じゃない。私は、我々のためにプレーした人たちが戻ってくることを歓迎する。だが、彼らには何かをする必要があるんだ。名誉職じゃなくてね」

「彼はまず仕事を学ばなければならない。私は監督になれるクオリティーを持ちながらも、準備ができておらずに最初の仕事で生き残れなかったという人たちをたくさん見てきた」

「選手だった場合、簡単に監督になれると考えるものだ。だが監督になると、突然難しいと考えるようになる。準備ができていないと、生き残ることができない」

「ドレッシングルームと人の管理を学ぶ必要がある。この仕事は、アイディアと、それを実行することが必要だ。それができるのは、チームの責任を負うときだけだよ」

アンリがアーセナルに復帰し、ベンゲル監督のコーチングスタッフに就任することはあるのか。今後の進展が注目される。


速サカ編集部