2014/11/27
ドイツ・ブンデスリーガのバイエルンに所属するMFフランク・リベリが、FIFAバロンドールの選考を批判している。
昨季、バイエルンで3冠を達成したリベリは、バロンドールの最終候補に残った。だが、スペイン・リーガエスパニョーラのR・マドリーに所属するFWクリスティアーノ・ロナウド、バルセロナFWリオネル・メッシに次ぐ3位に終わっている。
今年度のバロンドールは、UEFAチャンピオンズリーグを制したC・ロナウドや、ワールドカップを制したドイツ代表のメンバーが有力候補と言われている。リベリはバイエルンのチームメートであるGKマヌエル・ノイアーや、オランダ代表FWアリエン・ロッベンが受賞にふさわしいと考えているようだ。
ドイツ『シュポルト・ビルト』でのコメントを、スペイン『マルカ』など複数メディアが伝えている。
「授賞式で学んだよ。到着したとき、妻には『ほら、負けだよ』と言った。ゼップ・ブラッター(FIFA会長)がC・ロナウドと抱き合うところや、彼が家族みんなを連れてきているのを見たんだ。僕はバカじゃない。彼が受賞するのは明らかだった。そうじゃなければ、家族みんなを連れてきたりはしなかっただろう」
「今年も同じさ。(ロッベンやノイアーは)素晴らしい選手たちで、まったくごう慢じゃないんだけどね。バロンドールはもうベストプレーヤーのものじゃない。すべて政治だ。2006年には、W杯に優勝したからという理由でファビオ・カンナバーロが受賞した。すれがすべてだ」
リベリは「僕にとってこの賞はもう何の意味もない」と述べており、昨季の結果にジェラシーは感じていないという。
速サカ編集部