2014/12/2
イングランド・プレミアリーグのリバプールに所属するFWマリオ・バロテッリが、インスタグラムでの投稿を謝罪した。
バロテッリはインスタグラムで、自らの愛称でもある「スーパーマリオ」の画像を投稿。「レイシストになるな」の文言で始まる次の文章を掲載した。
「マリオのようになれ。彼はイタリア人の配管工で、日本人によってつくられ、英語を話し、メキシコ人のように見える。黒人のようにジャンプし、ユダヤ人のようにコインをつかむんだ」
この文章が人種差別的だとして、一部から批判の声が上がり、イギリスメディアによると、イングランドサッカー協会(FA)がこの件を調査するとのこと。FAのガイドラインでは、人種に関する規則違反は5試合の出場停止となる。
バロテッリはすぐに投稿を削除したものの、批判に対してツイッターで「僕の母はユダヤ人だ。だからみんな黙ってくれ」と反論していた。
リバプールの広報はイギリス『BBC』に対し、「選手がすぐに投稿を削除したことは把握している。この件について我々は選手と話す」とコメントしていた。
バロテッリは現地時間12月2日(火)になって、再びツイッターで次の声明を発表している。
「誰かを傷つけたのなら謝罪する。投稿はユーモアを交えて反人種差別を示すためのものだった。今では、文脈外で反対の意味になり得ることを理解している。すべてのメキシコ人が口ひげをたくわえているわけではなく、すべての黒人が高くジャンプするわけではなく、すべてのユダヤ人がお金を愛しているわけではない。誰かによるアニメを使ったのは、『スーパーマリオ』だったから、僕は侮辱的ではなく面白いと思ったんだ。もう一度繰り返す。申し訳ない」
速サカ編集部