2014/12/27
イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は現地時間12月27日(土)、イングランド・プレミアリーグのリバプールに所属するFWマリオ・バロテッリが、古巣であるイタリア・セリエAのインテルに売り込みをかけていると報じた。
夏にインテルのライバルであるミランからリバプールに加入して以降、プレミアリーグで無得点と結果を出せていないバロテッリは、以前から1月の去就が騒がれている。
リバプールのブレンダン・ロジャース監督が先日の会見で、バロテッリは「ベンチにも慣れなければいけない」と発言したことで、背番号45の退団はますます濃厚と言われているところだ。
そのバロテッリの移籍先候補の一つと見られているのが、セリエAデビューを果たし、2010年にマンチェスター・Cへ移籍するまで所属したインテルだ。
ロベルト・マンチーニ監督の復帰も、バロテッリにインテル移籍を考えさせる一因となるだろう。そのマンチーニ監督は先日の『ガゼッタ』のインタビューで、バロテッリ復帰について「かつてのように強い選手が戻るなら欲しくないチームはないだろう? 彼次第だ」と述べている。
『ガゼッタ』によると、バロテッリはかつてのコネクションを使い、インテルサイドに連絡を取っているという。リバプールでの現状から、インテル復帰を望んでいるそうだ。
だが、インテル内部やサポーターの意見は二分しているという。特に、ウルトラスはバロテッリの復帰を望んでいないとのこと。また、リバプールは大金を投じてバロテッリを獲得しているだけに、インテル移籍となれば条件面の交渉も簡単にはいかないだろう。
2度目となるイングランドでの冒険で苦戦しているバロテッリは、2度目となるインテルでの挑戦に向かうことになるだろうか。今後の進展が注目されるところだ。
速サカ編集部