2015/1/19
イタリア・セリエAのミランに所属するMFアレッシオ・チェルチとDFイニャツィオ・アバーテが、現地時間1月18日(日)のアタランタ戦で試合中にケンカをしたという。イタリアメディアが報じた。だが、フィリッポ・インザーギ監督は否定している。
アタランタに0-1と敗れ、4試合白星なしのミラン。チームは当然、落胆に包まれている。本拠地サン・シーロのサポーターも試合後にブーイングを飛ばしており、チームの現状を憂いているところだ。
そんなファンがさらに眉をひそめるような報道が浮上した。前半終了時にチェルチとアバーテが言い争い、ロッカールームへと続くトンネル内でもケンカしたという。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、アバーテがチェルチの動きに不満を抱いていたようだ。
『ガゼッタ』は、アジアカップ参戦で離脱中のMF本田圭佑が右サイドから中央に切り込み、右サイドバックのアバーテが攻め上がるスペースをつくっていたのに対し、チェルチが右サイドに張りついていることで、アバーテのスペースがなくなっていることが問題だという。
6試合1勝と不調にあえぎ、フィリッポ・インザーギ監督のクビも噂になってきたミランだけに、加入したばかりのチェルチのトラブルによる内部分解は避けたいところ。指揮官は試合後の会見で次のように話している。クラブの公式サイトが伝えた。
「アバーテとチェルチの間には何もなかった。ただ、チームが結果を出せていないときは、怒るのもあり得ることだ」
本田の復帰はまだまだ先だけに、ミランが背番号10不在の中で立て直せるかが注目される。次節は5位ラツィオとのアウェイゲームだ。
速サカ編集部