イタリア・セリエAのミランを率いるフィリッポ・インザーギ監督が、フォーメーションを変更しているようだ。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。

現地時間1月24日のラツィオ戦に敗れ、リーグ戦5試合白星なしと不振のミラン。27日(火)のコッパ・イタリア準々決勝でもラツィオに屈し、ベスト8敗退に終わるなど、復活の光は見えてこない。

それでも、ミランはインザーギ監督の続投を決めたミランだが、指揮官が今後も重圧にさらされることは間違いない。それを払しょくするには、勝利が必要だ。インザーギ監督はそのために、戦術変更を選んだという。

『ガゼッタ』によると、インザーギ監督は次節パルマ戦に向けて4-4-2を検討しているという。獲得間近とも言われるFWマッティア・デストロと、チーム得点王のMFジェレミー・メネスの2トップにシフトチェンジするというのだ。

27日の試合で復帰したMF本田圭佑は、中盤の右サイドでの起用が予想されている。これまでより低い位置になるが、DFイニャツィオ・アバーテとのコンビネーションの良さを見せているだけに、指揮官は本田を右サイドで起用し続けたい考えという。

パルマはリーグ最下位に低迷し、財政難からエースのFWアントニオ・カッサーノと契約を解消するなど「末期状態」。すでに降格は確実との声も少なくない。それだけに、ミランはホームでパルマ相手に勝利を取り戻すことが至上命題となる。

システムを変えてミランは苦境を脱することができるのか。本田の先発復帰も予想されるパルマ戦には、大きな注目が集まりそうだ。


速サカ編集部