2015/2/20
FIFA(国際サッカー連盟)会長選に立候補している元ポルトガル代表フィーゴ氏が、現地時間2月19日(木)にマニフェストを明らかにした。イギリス『BBC』などが報じている。
フィーゴ氏の目玉政策の一つが、ワールドカップ(W杯)の規模拡大だ。
現行の32チーム制から、40チームないし48チームの大会にするという。48チームの場合、24チームずつの大会を同時に2カ所で開催し、「決勝トーナメント」を一つの国で開催する案とのことだ。実現した場合、増える8チームないし16チームは、ヨーロッパ以外の国になるという。
一方で、フィーゴ氏はFIFAが持つ15億ドル(約1785億円)の預金のうち、10億ドル(約1190円)を209のサッカー連盟に再分配することもマニフェストに掲げている。
そのほか、テクノロジーやスポーツマンシップに反する行為に対するシンビン制の導入、いわゆる「三重罰(PK、退場、出場停止)」の廃止や、オフサイドのルール解釈を元に戻し、「プレーに関与していようがいなかろうが、オフサイドポジションにる選手はオフサイドと判定」する改革にも言及している。
ゼップ・ブラッター現会長が5選を目指すFIFA会長選は、5月29日に行われる。
速サカ編集部