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チェルシー、人種差別事件で新たに2名のサポを処分 モウリーニョは被害男性に謝罪(海外)

2015/2/21

イングランド・プレミアリーグのチェルシーは現地時間2月20日(金)、パリの地下鉄でサポーターが人種差別行為に及んだ件で、さらに2名のサポーターを処分すると発表した。一方、ジョゼ・モウリーニョ監督は同日の会見で、この問題について謝罪している。

チェルシーは17日(火)のUEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第1戦で、フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマンと対戦し、アウェイで1-1と引き分けている。

この試合の前に、パリの地下鉄でチェルシーサポーターが暴挙に及んでいたことが、インターネットで出回った動画で発覚している。チェルシーサポーターは黒人男性を地下鉄に乗車させず、「オレたちはレイシストだ」と叫んでいた。

これを受け、チェルシーは試合後にクラブの公式サイトでサポーターの行動を非難し、情報提供を求めた。19日(木)には3名のサポーターに処分を科したことを発表しているが、20日に2名増えたことで、処分対象のサポーターは5名となっている。クラブは依然として調査を続けており、「関与したとみるに十分な証拠が見つかれば、永久追放とする」としている。

モウリーニョ監督は会見で、この件について次のように述べた。クラブ公式サイトが伝えている。

「彼らはチェルシーではない。チェルシーとは、オーナーであり、監督であり、選手たちであり、ここで働く人たちであり、そして真のチェルシーサポーターのことだ」

「我々は恥じている。だが、そうすべきではないかもしれない。この人たちとの関わりを私は拒むからだ。私はチェルシーとつながっており、チェルシーはたくさんの良いことを守り、示してきた」

「話を聞いて私は恥ずかしく思った。だが、繰り返す。私はチェルシーの監督であることを誇りに思っているよ。このクラブのことを知っており、その人間たちはチェルシーを代表していないからだ」

「我々はとても申し訳なく思っており、それと闘いたい。そして、(被害に遭った)紳士に謝罪する」

チェルシーは、被害男性とその家族を、来月スタンフォード・ブリッジで開催されるPSGとの第2戦に招待すると発表した。

「その方がサッカーファンかは知らないが、私はその考えを支持する。チェルシーとは何かを感じていただけるのではないだろうか」


速サカ編集部

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