2015/2/22
フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(PSG)に所属するFWズラタン・イブラヒモビッチが、かつてスペイン・リーガエスパニョーラのR・マドリーへの移籍を望んでいたという。ミーノ・ライオラ代理人が明かした。理由は、バルセロナへのリベンジだったようだ。
2010年夏にイタリア・セリエAのインテルからバルセロナに加入したイブラヒモビッチ。だが、シーズン途中から当時のジョゼップ・グアルディオラ監督らとの関係が悪化し、わずか1年で退団することになった。以降、イブラはミラン、PSGでプレーしている。
ライオラ代理人はスペイン『マルカ』のインタビューで、イブラがバルセロナからR・マドリーへの「禁断の移籍」を実現していたら、グアルディオラ監督に対するリベンジになっていたはずとの見解を示した。
「ズラタンはバルサを去ったときに、R・マドリーでプレーすることを望んだ。(実現したら)理想的な移籍になっていただろうね。グアルディオラへの完璧なリベンジだ」
「イブラとバルサに何があったか? それは哲学者(グアルディオラ監督)だけが知っていることだ。彼の人としての振る舞いは最悪だよ。監督としては素晴らしいがね」
イブラヒモビッチとグアルディオラ監督の確執に、FWリオネル・メッシが関係しているかと問われると、ライオラ代理人は「分からない」としつつ、次の舞台裏を明かしている。
「覚えているのは、チキ・ベギリスタイン(当時のバルサ幹部)から連絡があったことだ。『メッシが怒っているんだ。彼は幸せじゃない。ゴールをたくさん決められていないんだ。ズラタンが彼を助けなければならない』と言ってきた。イブラは了承した」
「1カ月後、ベギリスタインからグアルディオラがシステムを変えると言われた。『メッシが怒ってグアルディオラに泣きついた。グアルディオラはFWを2人使わないことになる』。ペップはそれからもうズラタンと話さなかったんだ」
速サカ編集部