2015/2/24
現地時間2月24日(火)、2018年から2024年の日程を検討するFIFAタスクフォースの最終協議が行われ、2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)は11月末から12月末開催にすべきとの見解をまとめた。また、開催期間も数日短縮すべきとしている。
タスクフォースによる提案は、3月19日と20日に行われるFIFA特別委員会の議題となり、最終決定が下される予定となっている。
カタールW杯は、招致が決まった当初から酷暑の問題が指摘されていた。通常のW杯開催時期である6、7月のカタールは、気温が40度を超えることもあるからだ。そのため、20度半ばまで気温が下がる冬の開催が一つの案とされていた。
2022年は冬季五輪も開催されるため、日程が重ならない配慮も必要となり、冬開催の場合は11月から12月にかけて開催する案が有力と言われていた。
タスクフォースのリーダーは「さまざまな意見を慎重に考慮し、細部にわたって議論した末に、最善と考える解決策を見出すことができ、非常にうれしく思っている」とコメントしている。
だが、11月から12月にかけての開催となれば、欧州の主要リーグへの影響は免れない。欧州クラブ協会は影響が軽減する5月開催を主張していただけに、年末開催が実現すれば物議を醸すことになりそうだ。
速サカ編集部