2015/2/25
FIFAのジェローム・バルケ事務総長は現地時間2月25日(水)、2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)が冬開催となる見込みについて、主要リーグやクラブに謝る必要はないとの見解を示した。
FIFAのタスクフォースは24日(火)、最終会合を開き、夏開催の場合は酷暑が懸念されていたカタールW杯について、11月末から12月末までの開催にすべきとの提案を固めた。3月のFIFA特別委員会で承認されれば、冬のW杯開催が決まる。
だが、欧州の主要リーグのシーズン真っただ中とあり、冬開催は議論を呼んでいた。欧州クラブ協会は以前から5月開催にすべきと主張している。
バルケ事務総長はドーハでの会見で、状況が「完璧ではない」と認めつつ、次のように話している。イギリス『BBC』が伝えた。
「補償は行わないだろう。準備するための時間は7年ある。一度しかないことだ。我々はサッカーを壊しているわけではない」
「どうしてクラブに謝らなければならない? クラブも利益を享受することについては同意している。2010年は4000万ドル(約47億5000万円)で、2014年は7000万ドル(約83億2000万円)だった。我々はすべての人がW杯をスポーツ面でも経済的にも楽しめるようにしているんだ」
バルケ事務総長によると、2022年W杯の開催期間は、タスクフォースの提案どおり、従来よりも3〜4日短縮される見込みとのこと。決勝は12月23日にする方針だそうだ。代案は12月18日という。なお、アフリカ・ネーションズカップは1月開催から6月開催に変更される見込みだ。
速サカ編集部