2015/3/16
フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(PSG)に所属するFWズラタン・イブラヒモビッチが、現地時間3月15日(日)の第29節ボルドー戦後、主審に怒りをあらわにした。その中でフランスを侮辱する発言をし、選手はクラブの公式サイトで謝罪している。
2度にわたってビハインドを背負ったPSGは、PKを含むイブラヒモビッチの2得点で同点としたものの、終了間際の失点で2-3と敗れた。
首位リヨンが同日の試合でマルセイユと引き分けたため、2位PSGはリヨンとまだ勝ち点2差だが、ボルドーを倒していれば逆転で首位に浮上していただけに悔しい黒星だった。
試合後、イブラヒモビッチは主審に激怒。フランスのメディアは、ロッカールームへ引き揚げる際にイブラヒモビッチが次のように怒りをあらわにした様子をカメラにとらえている。
「15年のキャリアでこんな主審は見たことがない。このクソな国で初めてだ。この国は、PSGにふさわしくない」
この発言を受け、フランスのパトリック・カネルスポーツ大臣はツイッターで、「落胆しているからといって、主審と自分を受け入れている国に対して侮辱していいということにはならない。彼は謝罪すべきだ」と、イブラヒモビッチに謝罪を求めた。
その後、イブラヒモビッチは公式サイトで、「フランスやフランス人に向けた言葉ではない。純粋にサッカーに関する話だ。審判がルールどおりにやらないのは受け入れらない。自分の言葉で傷ついた人がいるなら、謝罪をしたい」と、判定への怒りは消えていないが、フランスを罵倒するつもりではなかったと釈明している。
これを受け、カネル大臣も「偉大な王者の謝罪を歓迎」と、イブラヒモビッチの謝罪を受け入れた。
速サカ編集部