フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(PSG)に所属するFWズラタン・イブラヒモビッチが、現地時間3月15日(日)の第29節ボルドー戦後に暴言を吐いた問題で、政治家が怒りをあらわにしている。イブラヒモビッチはフランスを出ていくべきだと主張した。複数メディアが伝えている。

イブラヒモビッチは試合後、主審への怒りをあらわにし、「15年のキャリアでこんな主審は見たことがない。このクソな国で初めてだ。この国は、PSGにふさわしくない」とコメントした。

この発言を受け、フランスのパトリック・カネルスポーツ大臣はツイッターで謝罪を要求。イブラヒモビッチはその後、「フランスやフランス人に向けた言葉ではない。自分の言葉で傷ついた人がいるなら、謝罪をしたい」と謝罪し、カネル大臣も「歓迎する」とこれを受け入れた。

だが、極右政党「国民戦線」のマリーヌ・ル・ペン党首は、「フランスがクソな国だと考えている者は、出ていけばいい」とコメント。イブラヒモビッチはフランスを去るべきとの見解を示している。

ほかにも「サッカーだけやって黙らせろ。少なくとも、国や同じく罵倒されたサッカーファンに対して敬意を払え」といった声も政治家から上がっているとのこと。リーグに対してイブラヒモビッチを処分すべきとの声も届いているようで、対応が注目される。


速サカ編集部