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修正は急務。パスの“判断力”

今年に入ってからの練習試合や各種大会の様子を見ていて気になっていたことがある−−と思っていたら、布監督も「そこは気になっている」とのこと。中盤でパスを引っかけられるシーンが非常に多いのだ。

特に顕著だったのがブラジル戦だが、ベルディニ監督は日本のパスワークについて「判断が伴っていない」と酷評していた。「自動的で、パスの先が決まっている。ここに来たら、こう出す。それが分かってしまう。いつも出しているところがふさがれていたら、どうするか。その判断が日本の弱い部分」と言う。

A代表の遠藤保仁に象徴されるような特別な感覚と技術を持ったパサーが日本から出てこなくなって久しいが、出てこない天才を嘆いても仕方ない。

この点が気になっているのは、2年前にアジアの準々決勝で散ったU-19代表も、機械的なパスワークを狙い撃ちされ敗れているからだ。韓国は日本の中盤中央の2枚を経由するパスワークを分析し、そこでのボール奪取から大きな戦果を収めた(3-0で完勝。日本のシュートはわずか2本。カウントの仕方によっては1本)。当時のU-19韓国代表監督も、ブラジルの監督と似たような発言をしていた。

上位4チームまでが世界への切符を得られるAFC・U-19選手権(いわゆるアジアユース)においての大一番は準々決勝。想定される対戦相手は韓国、イラン、あるいは豪州である。2年前はチームとしてのコミュニケーションがうまくいかず、立ち上がりの劣勢から立て直せないまま全体が崩壊してしまったという面もあった。だが、チームがうまくいっていたとしても、1点を争うタイトなゲームになるのは間違いない相手である。ああした崩壊劇が繰り返されるとは思っていないが、同様に判断を欠いたパスを引っかけられるシーンが頻出するようだと、恐らく勝てないだろう。この点は、9月末から予定されている最終合宿で徹底的に詰めてほしい部分だ。

エルゴラSP

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